Appleの元CEOで会長となっていたSteve Jobsが、10/5に死去したことをAppleが発表しました。56歳でした。
今朝、会社に出社したところ、同僚から訃報を知らされました。驚きと悲しみが入り混じった気持ちで今日1日、仕事をしました。
自分が初めてMacintoshに出会ったのは大学生の頃でした。カメラマンの仕事をしている親戚の家に、LC630がありました。それまでパソコンといえば、NECの6001や98系しか触ったことがなく、カラーで非常に分かり易いインターフェースに驚きました。そして社会人になってデザイン系の事務所でPower Macintoshに出会います。その時はWindowsのノートをすでに持っていたのですが、ボーナスをはたいて初めて自分でMacを買いました。Power Macintosh 7300です。その時、こんなすばらしいマシンを作った人間について、これっぽっちも興味を持っていませんでした。
しかし、Appleが冬の時代に入ってしまいどん底にいた頃、彼はAppleに帰ってきました。MacOS X(NeXTSTEP)というお土産を片手に。その頃、私の興味はCoplandがどうなるかということでした。当時のAppleのCEOだったGil AmelioはCoplandの開発中止をアナウンスし、新たなOSを外部から調達するという発表をしていました。そしてその新たなOSにNeXTSTEPが選ばれました。それはAppleの創業者Steve Jobsが開発したものでした。この時に私は初めて「Macを作った人=Steve Jobs」なんだと認識しました。
そこからのAppleの躍進はすばらしいもので、iMac、Intel Mac、Mac Pro、MacBook Pro、iPod、iPhone、iPad、ソフトウエアではMacOS X、iOS、FinalCut Pro、iWork、iTunes等々、Appleの新製品の発表があるたびに、驚きと喜びを感じられました。Power Macintosh 7300を使っていた私もその後、G4を2台→G5→MacBook Proなどに、嫁もMacBookを使い始めました。携帯電話はiPhoneに、音楽はiPodに。気が付けば家中Appleの製品だらけでした。
それまでPCは仕事で使うものであり、一般家庭に浸透していませんでした。しかしSteve Jobsは、コンピュータをもっと身近に、もっとわかりやすく使いやすいものへと革新しました。スマートフォンの先駆者としてiPhoneがあり、タブレットの市場を切り開いたものはiPadでした。音楽をコンピュータで管理し気軽に持ち歩けるようにしたのはiPodでした。彼の功績はAppleを大企業に育て上げただけではなく、Appleの製品を子供からお年寄りまで、一般の人たちが気軽に使えるものにしたことだと思います。
Steve Jobsがいなくなってしまった今、今後のAppleがどうなっていくのか非常に気になります。One more thing…この言葉が、彼の言葉として聞けなくなってしまったのは残念ですが、Steve Jobsの革新性がAppleの中に息づいて、これからも私たちを楽しませてくれることを期待せずにはいられません。
Thank you…Steve Jobs R.I.P
おはようございます。
それにしても56歳とは早すぎます。佳人薄命なんですね。
彼の居なくなったAppleは、これからが正念場でしょう。
多くの人々に沢山の刺激をバラまいていたでしょうし、
志を継ぐ人達が、きっと素晴らしい製品を出してくれると信じております。
一緒に見届けましょう。
>じいやさん
そうですね。これからもAppleの製品を使い続けるでしょうし、Jobsばりに変人(w)らしいTim Cookの手腕、Jobs亡き後、Jonathan Iveの製品デザインがどのようになるか楽しみです。